今年の圃場作業も全て終了しました。
最後の作業は苗の結束です。縄を「男結び」で縛っていきます。
(※男結びは男性の和服の帯の結び方にもあり貝の口とも言いますね。きりっと結んだ帯は粋ですね)
最初コツをつかむまでは中々うまく結べず自分でも情けなくなりますがどうにか結べるようになると今度は緩まないようにしっかりきつく結ぶためにどこに力を入れ、どこをしっかり押さえる・・・など色々考えながらの作業です。
結構な力仕事です。
圃場での仕事はいつもそうですが、「嫌な事、悲しい事、辛い事、落ち込むこと、悔しい事・・」そんな思いを一心に作業に集中することで気持ちを新たに「頑張ろう!」という気持ちにさせてくれます。
今年も何回もそんな場面がありました。
そのたびに自然の力と作業に助けられてきたような気がします。
今年の北海道は例年よりも寒さが厳しく感じます。
もうすでに最低気温が-20度以下になった日が3日もあります。
これからは凍害の心配です。
沢山雪が降ってくれて苗が雪で覆われてくれればいいのですが。
何事もそうですが「これでいい!」なんて中々なく無事に春になって沢山の「芽」が芽吹いてくれることを祈りながら長い北海道の「冬」に突入です。
真っ白な雪、誰も足を踏み入れていない領域を見ていると神聖な気持ちにもなってきます。
今年も自然の力・恩恵を沢山受けて仕事をすることが出来ました。
来年も又自然の力を借りながら頑張ろうって強い決意をするところであります。