2018/07/08 19:22
7月3日の未明から降り続いた雨は丸二日止むことがありませんでした。
どしゃふりの雨、気温は10度前後・・・そんな中でも朝摘みの作業は行います。
7月にこんなに気温が低く雨が降り続く事、記憶にありません。
圃場の「アルバローズ」は沢山の蕾をつけて開花の時期を待っている中、この雨で
花はすっかりうなだれ、枝は水の重さでしのり地面に這いつくばっています。
雨が上がり太陽が出てくるとこの花たちは一気に劣化し、蕾は黒く変色をして開花することなく
ぽろっ、ぽろっと落ちていきます。だから雨が降ろうが槍が降ろうが花を摘んで花弁を外し早々に抽出に回します。
気温が10度、しっかり防寒・防水をしても手はかじかみ雨水が髪の毛から滴り身体はすっかり冷え切っています。
それでも花を摘みます。摘み続けます。
圃場は雨でぬかるみプチ蓮根畑状態、足は取られ前に進むことも容易ではなく花かごを持ってバランスを崩したら
泥の中に倒れこみそう、腰は鉛をつけたように重くなり泣きたくなります。
摘んだ花は一つ々水分を除いて花弁を外します。
全ての作業の効率が滅茶苦茶悪い!
ストレスからイライラは募るばかり。「なんてこっちゃ!」な1週間。
全国的に雨による大きな被害が出ています。
被害に遇われた方に心からお見舞いを申し上げます。
当地はこの程度で済んだ・・と考えるしかありませんが、変色した蕾を見て多分開花することはないと思うと
心が痛みます。
今日は突然変異のように青空が広がりました。画像は元気な本来の圃場とアルバローズです。