「アルバローズ」は「白い花」という意味があるそうです。
弊社の圃場には「白・アイボリー・淡いピンク・ピンク」などの色の花が十数種類植栽されています。
白い花の肌触りはシルクのようで優しく柔らかくそしてその花型のイメージはウエディングドレスのように華麗で可憐でそして
気品があり息をのむような美しさです。
今年は決してお天気に恵まれてのスタートではありませんでした。夜半から降り続く雨は激しく朝方まで降り続く、そんな日が7月
の上旬続きました。雨は特に白い花にダメージが大きく、その薄い花弁は雨を含み開花することなく変色し蕾の状態で腐食して落ちてしまいます。しかし、今年は雨の降る時間がちょうどうまいこと外れてくれたのか花自体にはさほど被害がなくここまで来ています。
白い品種の花の中でも毎年中々開花につながらない「Mme Legras de St.Germain」(マダム ルグラ ドゥ サンジェルマン)が
見事に透けるような白い花の蕾をたくさんつけてくれています。そばを通ると風に乗って香りが私の前をよぎっていきます。
その香りは少しスパイシーでとってもエキゾチックです。一クラス上の大人の女性の香りというのでしょうか・・
1ケ月の間しか感じることのできない贅沢な時間と香りです。今年のアルバの香りはどんな香りになるのか来年までのお楽しみです。